横山奈緒:Home is a coming now!についての考察や想いなど

アイドルマスターミリオンライブ 横山奈緒の彼女にとって3つ目のソロ曲「Home is a coming now!

Home is a coming now!

Home is a coming now!

 

横山奈緒の地元への想いやアイドルに対しての想いを感じれる曲となっており大阪のノリや大阪弁を多く取り入れた楽曲になっています。

この曲に対してのイメージは"奈緒っぽく明るい曲" "歌詞がエモい"などをよく目にし、私もそう感じます。

そしてそういったイメージだけでなく、彼女のことを知れば知るほどこの曲に込められた想いを感じれると思います。

ここからは解釈違いなど多々あると思います。1つの解釈と思って読んでいただければ幸いです。

 

1番

三角公園屋台のたこ焼き めちゃめちゃお願いして

 

内緒で一個オマケもらって ありがとさん

 

変わらない この感じ

 

やっぱ 好きやな 青のりチェック

 

  • この曲のイントロは吉本新喜劇で使われている曲「Somebody Stole My Gal」をイメージしたもの。

 

 

最初のイントロでは大阪では馴染みの吉本新喜劇のメロディーが使われていて大阪の雰囲気を感じさせてくれます。

そして場面は彼女がアメ村にいるところからです。

めちゃめちゃお願いしてオマケを貰っている所が奈緒らしく大阪の子なんだと改めて感じました。と言っても大阪だからと言って値引きやオマケをしてもらうのは結構凄いと思いました()

奈緒自身の明るさももちろんですが、大阪の明るさやノリも重要だと思うのでここでは"大阪に帰ってきた"をより感じれる歌詞だと思います。

 

変わらないこの感じはアメリカ村というより大阪のことでしょう。奈緒が大阪を出る前と奈緒が帰ってきた今との対比で奈緒自身は"アイドル"になり変わっています。しかし、大阪のまちは昔から変わっていない……そんな大阪が好きと表現されていると思います。

 

遅刻のツレとアメ村散策 古着屋巡っちゃおうよ 

 

派手目のデニム さっそくゲット かわいいやん

 

懐かしい会話 中身は何もないけど

 

ここで奈緒がアメ村で友達と一緒に遊んでいるというのがわかりました。

奈緒のことを思い出して欲しいのですが奈緒って遅刻癖がありませんでしたか?その奈緒が友達より先に集合場所に来ていてたこ焼きを食べている時間の余裕があるのです。

ここからわかるのが奈緒が東京でアイドルをしている間に成長したということです。確かに今でも遅刻することはありますがアイドルをする前と比較すると確実に減っているはずです。これには友達もびっくりでしょう。

 

そして"中身はない会話"これはだれでもあると思います。家族や友人、親友に恋人…大切な人との会話において"中身"ではなく"話す"ことが楽しくて仕方ないということ───。

 

奈緒の好きなことは「友達とおしゃべり」

彼女の誕生日である2月12日の誕生花は""マリリス""花言葉が「おしゃべり」「誇り」「内気」などがあります。おしゃべりが好きで東京に行っても大阪を誇りと思ってる女の子にぴったりな曲だとここでわかりました。

このときの会話は凄く楽しかったと思います。隣にいるだけで安心できる友達 親友……そんな存在とのおしゃべりは最高だったでしょう。

 

今は少しだけ 羽根伸ばしたくて

 

こんなアホなこと 話してたら

 

かじってたタピオカトッピングの 

 

アイスドック 落としちゃった

 

  • アイスドックとは揚げパンにアイスクリームを挟んだスイーツでアメ村では元祖アイスドッグという店が有名。

 

ここでの"今"は大阪に帰ってきた横山奈緒です。アイドルの仕事は楽しいことだけじゃなく辛いこともたくさんあると思います。先ほどの友達との中身のない会話に続きますが隣いて安心できる存在との会話で羽根を伸ばす奈緒が描かれていて一人では解消できないストレス、大阪の友達だからこそ休まる羽根があり、奈緒にとって友達とのおしゃべりがどれほど大切かがわかります。

 

たこ焼きに続きアイスドックも食べていて横山奈緒の腹ペコ属性もしっかり描かれています。アホなことを話していたからの流れなので話に集中していて落としてしまったんでしょう、ここも奈緒らしいです。

 

Home is a coming now! 待っててね

 

ほんまかいな? 嘘じゃないよ!

 

だけどまだやれそうなこと あるような気ぃして 諦めない

 

Home is a coming now!とほんまかいな?が韻を踏まれて歌われています。この曲では他にも英語と大阪弁で韻を踏んで歌われるところがあります。

 

""諦めない""とても大切な言葉です。

彼女は決して真面目な娘とは言えない性格でした。そんな彼女ですが諦めるという選択をする場面はありません。泣き虫なところもありますがこの""諦めない""があるからこそ成し遂げたあとの景色に感動し涙するのでしょう。彼女の涙はそれだけ重いと私は考えています。

 

What's doing now Dear friend? 調子どう?

 

「悪い?」なんでやねん!いつのまにか

 

ツッコんで また笑ってるこの街 

 

夕日落ちていくよ

 

ここはWhat's doing now Dear friend?と「悪い?」なんでやねん!が韻を踏まれていますね。友達との会話だと思うので仲がいい感じが伝わってきて好きです。

 

"笑ってるこの街"は大阪というより奈緒と友達との会話を比喩していると捉えても面白いです。"夕日が落ちていく"という表現ですが朝 夕(明るい)から夜(暗い)になっていくのが伝わってくる。大阪の街は夜でも大変賑わっているので安直に大阪の街で夕日が落ちていくと考えるより"友達との時間が終わっていく"と比喩したほうが面白いかなと私は考えました。

  • 笑っているこの街=友達との中身のない会話をしている自分たち
  • 夕日落ちていくよ=大阪に帰ってきた奈緒と友達との時間が終わっていく 

 

 

 

2番

あの頃いつも 手の中そっと500万円玉を

 

握ってずっと買い物してた 駄菓子屋さん

 

おばちゃんは 元気かな?

 

まだ飴ちゃん 配ってるかな?

 

ここの歌詞は私自身も子供の頃を思い出します。500万円玉は大阪でお馴染みの はい100万円的なネタだと思います。小さな子供にとって500円は大金だからそれぐらい大きく感じる比喩表現とも考えましたがここではおそらく前者でしょう。

 

飴ちゃんをくれる駄菓子屋、私の地元にもありましたね(おじちゃんでしたが)。ここは過去のことを思い出してる横山奈緒が描かれている歌詞でした。

 

新幹線の窓眺めて 最後の豚まんを

 

一口食べて 鼻がツーンとしたけれど

 

辛子つけすぎた 苦しいなそれだけやもん

 

  • 豚まんは肉まんのことで大阪では551の肉まんが有名で駅などで売っている

 

奈緒の強がりなところと地元大阪が大好きと伝わってくる歌詞です。

"最後の"なので出発してすぐではなく、少したってからとわかります。大阪を出てから最初は何とも思ってないが離れるにつれて悲しくなり鼻がツーンとなってしまう。17歳の女の子ですからね…辛子つけすぎただけと言い張るところも奈緒らしいです。

 

今は少しだけ 切なくなるけど

 

明日になればまた もとどおり

 

どんなボケがきたってそう 平気

 

ほんならかかってきや

 

"今は少しだけ切なくなるけど 明日になればまたもとどおり"

今は大阪を離れ寂しい奈緒、明日は東京でアイドルをする奈緒です。

そんな彼女にとって"アイドル横山奈緒"が日常であり元通りなのです。これが彼女にとっての今現在の日常なんだと改めて気づかされる歌詞でした。

 


So let's tonight see in town  この景色

 

それどないしたん? 涙のあと

 

「がんばれ」って言われたみたい

 

この空気が背中押してるんや

 

So let's tonight see in townとそれどないしたん?の韻ですね。

涙のあとは新幹線の中でのものです。その涙の原因は友達や地元のことを思い出して。でも、その寂しさなどが奈緒の背中を押してくれてる。奈緒は一人じゃない、みんなが背中を押している…そう伝わってきました。

 

Oh! Calling me cry なんかあったら

 

お好みくらい おごったるよ

 

大好きな仲間とソースの香り 

 

包まれていようよ

 

Oh!Calling me cryとお好みくらいですね。

ここでの仲間は友達ではなくアイドルのみんなのことだと思います。大阪での地元の友達。東京でのアイドルの仲間。これが現在のアイドル横山奈緒を作っているんだと感じます。

 

 

 ここからは間奏、間奏中のセリフは3rd大阪の時のやつですね。

いやぁ 大阪にはやっぱりおもろいおばちゃんがおりまして、特にファッションセンスはなかなかアバンギャルドなんですわ。

ヒョウ柄のシャツにヒョウ柄のパンツ履いてヒョウ柄のバッグ持ったりしてると あんたの先祖は猫科か!なんてツッコミたくなりますけれど、ファッションと言えばこないだ変な人を見かけましてね・・・・。

多少のセリフ違いはあると思うのでご了承下さい。

 

 

間奏あけ

今は少しだけ離れてるけど

 

この場所に貰った笑顔全部

 

そのうち100倍にして返すな

 

ほんなら 見ていててな。

 

1番では奈緒のアイドルの成長等が伝わってきましたが2番では奈緒の弱さなどが分かりやすく伝わってきた。

そして今現在の横山奈緒を作ってくれている、背中を押してくれている人たちに貰ったものを100倍に返す…と。

地元の人たち、お世話になったおばちゃんおじちゃん、友達、家族もそう。奈緒は離れてアイドルをしていて寂しく弱いところも見せてしまう。だけどいつか、いつか今までの想いを100倍に返す。奈緒の弱さだけじゃなく強さ情熱が伝わってくる歌詞でした。

 

お話と夕日オチていくよ

 

""話のオチ"と"夕日が落ちる"をかけた歌詞で終わりです。奈緒らしく、大阪らしくといった歌詞でしめられた。

 

 

 

────────────────────

  

 

奈緒の地元についてはグリマスのイベントだとバレンタインキャラバン辺りや765プロ全国キャラバンのコミュ等で語られています。
特に全国キャラバンだと奈緒の東京と地元大阪に対する素直な想いが見れるのでみてください。

 

今回はその東京と地元大阪、アイドル横山奈緒に焦点をおいた曲でした。
地元を離れアイドルになるために東京に来た女の子。その女の子の明るく元気な特徴を出しつつ歌詞に想いを込めた素晴らしい曲だと思ってます。


ミリオンライブのアイドルにはシタアーデイズで追加された2人以外にはソロ曲が3曲存在します。人によってこの3曲目を通常通り3曲目と捉える場合と新1曲目と捉える場合があるそうです。知ってのとおりグリマスとミリシタのアイドルは同じ名前ですが違います。グリマスアイドルは今でも活躍してるしミリシタアイドルもこれから活躍し成長していくと思っています。

しかし、私はこの曲を横山奈緒3曲目と捉えます。この曲には少女の強さも弱さも入っています。それに、この曲と前2曲との徹底的な違いである""大阪弁の有無""。

横山奈緒という子を知ればわかりますが東京弁に強くこだわりを持っています。
親にも言われたらしくアイドルは東京弁を使うもの、という考えが彼女にもありました。
それを踏まえるとこの曲は東京弁がアイドルと思い込んでた最初の奈緒には絶対歌えない曲だと思うし、この曲が生まれたことにより奈緒も成長してるんだなあと改めて感じれた。だからこそ私はこの曲を3曲目と思いたい。

だからHome is a coming now!はグリマス終了後に生まれた曲だけど私は紛れもなく"横山奈緒の3曲目"だと考える。彼女の想いから成長を綴った曲だと思う。

 

 

このブログを書いてる今、ミリオンライブ6thツアー真っ最中で神戸公演はもうすぐ……

ここまで読んでくれてる人は少ないかも知れないけど最後に書かせてもらうのが神戸公演ではこの曲をまだ歌ってほしくないということです。

5thは全員が新曲だったし歌うという心構えもできて私自身がSSAで聴きたかった想いもありました。

────しかし、今再び歌われるのは少し違うかなと思ってしまいます。

関西でこの曲を歌うことを一部の人からは求められてるかもしれないし、期待もあると思うがHome is a coming now!は横山奈緒の成長の証と考えています。

"大阪のみんな、ただいま!"という意味も込められてると思いますがこの曲の一番大切なところは"大阪のみんな、私こんなに成長しました!"だと思います。

 

今の横山奈緒にはまだ歌ってほしくないってのはわがままなのかもしれない、でもこれが彼女のプロデューサーとしての考えです。

ミリオンライブがこの先も続いてくれるのであれば横山奈緒関西の星としてもっと成長したときに歌ってほしい。そして、ファンやプロデューサーに笑顔と元気を100倍にして返すようなライブを行ってほしい。

 

 

 

───5月19日追記

Super Loverが歌われましたね。

横山奈緒的には今回はハッピーラッキージェットマシーンが安定では?と思っていてSuper Loverは普段ファンには見せないもう一人の横山奈緒をイメージしてると考えてるから6thで歌っていいのか…?とも考えつつ、まあ今回はしばらく歌われてないSuper Loverかなあと思ってたらそうでしたね。

Super Loverについても語れる機会あればまた書きたいですね。

 

これからも横山奈緒の可能性を信じます。